2023年3月 相場チェック
3月の相場が終わりました。
各種相場の状況をチェックして行きたいと思います。
3月トピック
3月の大きなニュースは、米国のシリコンバレー銀行が破綻したことが話題となりました。
これをきっかけにクレディスイスのような大型金融企業にも影響を及ぼし、リーマンショックの再来になるのではないかという意見が散見しました。
しかし、反対意見としてこういった状況が利上げ打ち止めの材料となり、株価を押し上げる要因になると見ている投資家もいるようです。
日経平均は乱高下

2月にほとんど値動きのなかった日経平均ですが、3月に入ってすぐに急上昇し直後反発。
終値は先月末比プラスとなりました。
荒れた相場になっていますが、連日窓を開けて急降下したとこをから反発したところを見ると底堅い値動きに見えます。
年初がそこになった可能性も高いのかなぁと思いました。
米国株

米国の大型株指数S&P500も月初の下落から反発し、強い上昇で月末を迎えました。
ドル円は円高へ

ドル円は3月通して円高方向に向かいました。
米国債利回りは下がる

米国債利回りも低下。
GOLDは急上昇

GOLDの価格は急上昇しました。
ビットコインは急上昇

ビットコインも急上昇し、忘れ去られたアセットから復活してきました。
まとめ
3月の相場はこうして振り返ってみてみると、利上げ打ち止めの期待がモロに出ているように見えます。
金利の低下によりリスク資産の株やビットコイン資金が向き、逆相関のGOLDも買われています。
GOLDはインフレにも強く『有事の金』と言われているので、金融危機の噂にも対応しているアセットということで買われたのも頷けますね。
ドル円もしっかり円高方向に向かったことから、教科書的な相場だったように思います。
コロナ禍後、今までの常識からは考えられないような相関関係が続いていましたが、3月の値動きを見ているとだいぶ投資家たちの思考が整理されてきたのかなと思いました。
とはいえ値動きは激しいし、想定を超えてくるのが相場ということで、引き続き注目して行きたいと思います。
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