8月も月末になり、だいぶ涼しくなってきましたね。
毎月恒例の相場チェックをしていきたいと思います。
この記事では、各種相場の状況や注目の指標、ニュースなどを簡潔にまとめて感じたことや今後の展望について書いています。
記事を書いている私は、サラリーマンをしながら日本や米国の株に投資している兼業投資家です。
FXなどいろいろな投資を試しては損失を繰り返していましたが、現在の投資スタイルに落ち着いてからは資産安定して増やせるようになりました。
現在は1000万円ほどを運用しています。
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8月トピックス
現在、相場で注目されているのは何と言っても世界的なインフレで「抑制するために金利を上昇させるのか、はたまた景気後退に陥って利下げするのか」というところが値動きを作っている状況です。
インフレ率を示す指標で8の月10日に発表された7月消費者物価指数(CPI)は前年同月比8.5%と市場予想の8.7%は下回ったものの、依然として驚異的な数値となっています。
そんな中、アメリカの金融政策課題を話し合うジャクソンホール会議でFRBのパウエル議場が「インフレを抑え込むための金融引き締めをやり遂げるまで続けなければならない」と利上げの継続、高止まりを示唆する発言がありました。
発言を受けて株式相場は急落。
8月は金融政策決定会合(FOMC)の開催はなかったので、CPIと共に9月以降の開催に注目といったところです。
日経平均は上昇するも反転
7月に入ってから上昇を続けていた日経平均ですが、29200をタッチして反転、
さらにパウエル議長の発言を受けて直近で3%ほど下落しました。
上昇続きで株を買い増せる状況ではないと感じていたところで、若干落ちてきましたがまだやや割高な気がしてます。
27000円を割るくらいまで落ちてきたら買っていきたいかなぁと思ってます。
米国株も反転急落
米国株指数のS&P500も日経平均同様に上昇から反転、急落しています。
中期的な目線で見ると年初から高音を切り下げダウントレンドの中にいるように見えます。
パウエル議長が金融引き締めを緩めない姿勢を示したことから、下落は今後も続きそうです。
急落するのかズルズル下げるのかはわかりませんが、今は何もせずに安くなるのを待ちたいと思います。
ドル円は再び円安へ
ドル円は先月末に急落し、円安が落ち着くのかと思いきや再び139円台まで上昇しました。
このまま140円を目指すのか注目ですが、円安があまりに進行しすぎで米国株が下がっても買いづらいです。
おかげで米国株価が下落しても評価額はあまり変わっていませんが、為替と株価の値動きが激しく不透明感が強い現状、円とドルの両方をキャッシュで持っておくのが一番良さそうです。
逆イールド継続
10年債利回りは緩やかに上昇中ですが、短期債利回りが長期債利回りを上回る逆イールドがいまだに進行中です。
2年債利回りとドル円のチャートがとても似た形になっていますね。
GOLDは弱い
先月末に反転の兆しを見せたGOLDですが、やはり金利上昇局面ということで価格は上昇せず、3月から高値を切り下げるトレンドが続いています。
FRBがインフレ退治に強い意志を見せたことから投資対象としては魅力を失った感じがします。
ビットコインは上げきらず
ジリジリと小幅に上昇していたビットコインでしたが、上昇しきらずに安値を試す展開となっています。
ビットコインはハイテク銘柄の株価に引っ張られる性質とGOLDのようなコモディティとしての性質を兼ね備えているため、今まで見てきた相場の状況を合わせて考えれば、上昇しなかったのは自然に思います。
最近ビットコインの話を耳にすることが少なくなってきたように思います。
誰も注目していない時ほど買い場ですし、ジリジリ上げてきていた時はまた落ちてきたら書いたいと思っていたのですが、いざとなるとなかなか手を出しづらいです。
まとめ
インフレ率と金利上昇へ注目する相場が続いています。
為替と株価への影響も大きいし、買い増しが難しい局面です。
9月はアメリカは新生活の時期(日本で言うところの4月)で気分が一新されることから、新しいトレンドが生まれやすいと言われています。
市場からは大きな下落相場が訪れると懸念する声をよく耳にします。
買い場になる可能性が高いので、目を離さずにいたいと思います。
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