今回は、バリに在住している大富豪『アニキ』こと丸尾孝俊さんの著書【大富豪アニキの教え】を読んだので、その感想と、内容をまとめていきたいと思います。
『アニキ』はバリ島で圧倒的な資産を築き、会社を29社経営、従業員は5300名をこえ、自宅はなんと25軒、さらに東京ドーム170個分の土地を所有する、世界レベルのウルトラ大富豪。その「資産」は「ありすぎて試算できないレベル」なんだそうです。
しかし、大富豪になるまでの道のりは壮絶で、3歳で母親と離別し、食べ物に困るほどの「極貧」時代を過ごし、中学卒業後、看板屋に「丁稚」として就職し、その後色々な職業を経て、単身インドネシアのバリ島に渡り、事業を開始。
その後、多くのインドネシア人にお金を貸しているうちに「自分がほぼ無一文」に、そこから奇跡の大逆転をして、「不動産デロッパー」として大成功を収めたのだそうです。
現地の人々に、学校、病院、サッカー場などを寄付する他、アスファルトの塗装、伝統芸能の破棄団を維持、運営するための資金援助、52人の孤児の里親をするなど、困ってる人に惜しみなく手を差し伸べるとても立派な人です。
私がこの本を読もうと思ったきっかけは、資産運用になど、お金のについての勉強をしている時に、お金持ちになりたかったら、お金持ちの考え方や、生活を知る必要があるので、そのためにはお金持ちお書いた本を読もうと思って、この本を選びました。
この本は、ごく普通のサラリーマンが「このまま人生を終えたくない」と人生を変えるため、ウルトラ大富豪である『アニキ』会いに行き、教えを解いてもらい、そこから人生を変えていくという99%実話の物語です。
ちなみにこちらの『アニキ』こと丸尾孝俊さんは、実際にバリで毎日『アニキ』に会いに来る日本人を受け入れ、彼らからくる質問にすべて1秒で適格な回答をしているのだそうです。
『アニキ』に会いに行くツアーというのもあるみたいです。
それでは、『アニキ』の教えの内容のまとめに入るのですが、25個の項目でまとめられているので、一つ一つ短くまとめていきたいと思います。
『アニキ』の教え まとめ
1.一番大切なのは「相手を自分ごとのように大切にする心」
自分が今、大切だと思っている人は、「自分を大切にしてくれていると感じさせてくれた人」
2.相手のために、お金を使い続ける
「人のためにお金を使い続ける」そんないいやつ神様なら豊かにしてくれるに決まってる
3.自分の「童心」を取り戻せ
「人の可能性は『童心』にある」『童心』を取り戻すということは『本当の自分を取り戻せ』ということ
4.自分から会いに行く
電話やメールで済まさず、直接自分の足で会いに行く。それが、つながり、ご縁、絆を育む
5.最強の問題解決は自分から会いに行くこと
わざわざ自分から会いに行けば、相手は大切にされていると感じ、許せるようになる
6.相手を自分の家に泊まらせる
共有した時間の歴史が長いほど、間違いなく親しくなれる
7.最初から「恥」をさらして、相手の信用をえる
最初から自分の恥を出してくる人は、相手を信用している証拠。共感を持たれるし、信用できる
8.常に「失敗」と共にあることで成長する
失敗がきたら『よっしゃぁ!』と歓迎する。他の人の失敗も含めて自分の責任にできれば仲間とつながれる
9.仕事で生き残る人の条件は、義理と人情と職人技
手間ひま。つながり。ご縁。絆。匠。義理。人情。そういった『人間味』を持つことが大事。
10.リミッターを外して、本気になる
リミッターが外れているヤツにあって、触れて、話すことで、自分のリミッターを外す
11.仕事に思い入れている時間を長くする
「誰も見ていないところで、その仕事について思い入れている時間を長く持つ」すると『工夫』がたくさんできるようになる。
12.儲かる仕事が優先。「転職は」1つの仕事を続ける中でみつかるもの
転職は5年10年本気で仕事を続けてみてようやくわかるもの
13.「ご縁をつなぐこと(紹介)」に目を向けると、人生が変わる
自分の本業でないところで「ご縁をつなぐ(紹介する)」というのが、本業に一番結びついたりする
14.「五分と五分の実力を保つライバル」を持ち続ける
「1人勝ち状態は」長続きしない「 五分と五分の実力を保つライバル 」がいないからろくに考えようとしない
15.独立する前に、独立後のお客さんを確保する
後押ししてくれる人たちからの仕事だけで、十分仕事が回って食べていけるなら独立してもいい
16.人が「一丸」となっている会社を選べ
トップがいつも最前線にいるような会社は、間違いなく強い会社
17.「お金」は稼げるだけ稼ぐ
「お金」で救えるものがたくさんあるのだとしたら、多くの人を幸せにしたあげられるくらい稼がなければいけない
18.1日14時間以上働きまくる
積み重ねの先に成功がある。1日14時間以上働いているからこそ、頑張りを見ている人がいて、そういう人にチャンスはめぐってくる
19.100万円溜まるごとに「金」に換えてお金を増やせ
物価は上がる、お金の価値は下がっていく、数が限られたものに変換していく
20.人とのつながりが育まれない投資はしない
「株」はいくら買っても人とのつながりが育まれない
21.生きる目的は、少し良くして次の世代に伝えるため
過去の諸先輩たちに努力があって今の自分がある
22.親に生きるエネルギーを与えることが親孝行
自分がしっかり「独り立ち」。できたら「親父やおふくろが好きな食べ物」買っていく。それでいい
23.子育てでもっともいけないのは「過保護」
子供の好奇心から出てくる行動を制限してはいけない
24.親がやっていることを、子供がやるようになる
子供は親の事をよく見てる。「口で言ったこと」を子供が聞くはずないし、「やる気」がわくわけない
25.「人は鏡」相手の面倒を見れば必ず帰ってくる。
人は「鏡」のように自分がやったことを、相手もしてくれるもの
以上が【大富豪アニキの教え】25項目でした。
私がこのアニキ教えを見て思ったのが、人を一番に大切にしているということでした。私は結構人見知りをするほうで、『相手を自分の家に泊まらせる』や『最初から恥をさらす』というのは難易度高そうだなぁと思いました。でも、人とよいつながりを育むために、今日からやってみたいと思います。
今回の教えは箇条書きで短くまとめたで駆け足になってしまいましたが、この本は「話口調」で「対話形式」なのでとても読みやすく、冗談もふんだんに盛り込まれていてとても楽しく、あっという間に読みおえてしまいました。
『アニキ』の口癖や独特の言い回しが『人間味』を色濃く描いていて、ほっこりとした気持ちになりました。是非とも私もアニキ会ってみたくなりました。
大富豪の考え方も学べておススメの本です。
『神様はバリにいる』という映画にもなっています。
本を読むのは苦手という方はこれを見るのもいいと思います。
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