11月末になったので毎月恒例の各種相場の状況をチェックしていきたいと思います。
この記事では、11月にあった注目のニュースと共に相場の状況を確認して、雑感をまとめています。
記事を書いている私は、サラリーマンをしながら日本の個別株や米国ETFを中心に現在800万円ほど運用している兼業投資家です。
詳しくはプロフィールを見ていただければと思います。
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2021年11月 相場状況チェック
※記事の画像は11月29日時点です。
日経平均はヨコヨコから急落
日経平均は先月の終わりからジリジリと上げていましたが、11月26日に新型コロナウイルスの新しい変異株『オミクロン株』の出現により、一気に急落しました。
元々、岸田政権発足し、政策による金融所得増税による警戒感から上値が重い展開でした。
そこに来てオミクロン株が現れたことで下落が進んだように思います。
日経平均は今後もパッとしない展開が続きそうですね。
S&P500は高値更新質も急落
米国の大型株価指数のS&P500は一時最高値を更新しましたが、こちらも上値重く新変異株により急落しています。
今月米国株の上値が重かった要因としては、FRB(アメリカ中央銀行制度の最高意思決定機関)の議長がパウエル氏に再任されたことがあります。
パウエル氏の対抗馬として副議長のブレイナード氏の名前が挙がっていましたが、バイデン大統領は安定を取って前任のパウエル氏を引き続き指名したようです。
金融緩和に鳩的で知られるパウエル氏ですが、ブレイナード氏は更に鳩的な志向であったことから、パウエル氏再認が売りの材料になったようです。
米国10年債は横ばい
テーパリング後の利上げを見通して上昇していた米国債金利ですが、オミクロン株の出現で安全資産の債券が買われ下落といったとこれでしょうか。
これまで私が最も注目していた指数ですが、オミクロン株の出現により状況がこれまで以上に複雑になってしまいました。
とはいえ、長期的には利上げに向けて上昇していくと思っていますが、今後のコロナウイルスの状況と株価の動きと共に要チェックですね。
ドル円は急激に円高へ
ドル円はオミクロン株の登場により急激に円高に向かい113円台前半で推移しています。
リスクオフの円買いですね。
長期的にはアメリカの利上げでまだまだドルが買われて円安方面に向かうと思っているので、これはドル建て資産の買い場になるかなぁと思っています。
GOLDは乱高下
GOLDの価格は大きく上昇後に下落。
インフレ懸念と利上げの懸念がぶつかっているように見えます。
インフレが収まらなとGOLDの価格は上昇しそうですが、金利が上がりドルが買われれば利息を生まないGOLDは基本的には売られます。
現状私はどっちに行くか全く見当がつかないので、ノータッチで様子見したいと思います。
ビットコインはトレンド転換か
これまで順調に上昇してきたビットコイン価格ですが、ダブルトップの形から10月28日の安値を割り込んで下落しています。
このまま売りが進んで40,000ドル付近を目指すようであれば買い増しも検討したいと思います。
原油価格は大暴落
いつもは原油価格は見ていませんが、近頃なにかと話題なのでチェックしておきたいと思います。
11月の頭まで原油価格は順調に上昇を続けていました。
その影響は私たちの実生活にまでおよびはじめ、ガソリンや灯油の価格が上昇、家計を圧迫しています。
その為政府はガソリン価格の全国平均が1ℓあたり170円を超えたら卸売業者に5円を上限に補助金をを支給する方針を表明しました。
更に原油価格の上昇を抑制する為、石油国家備蓄を420万バレル放出することを決定しました。
しかし、この国家備蓄放出の効果は極めて限定的で、パフォーマンスとして行われるようです。
しかし、直近原油価格が暴落した為、このまま推移すれば少しはガソリン価格も落ち着くかもしれませんね。
まとめ
- 日経は増税もあり上値重そう
- FRB議長にパウエル氏再任
- 変異株出現でリスクオフ円買い
- ビットコイントレンド転換
- 原油価格暴落
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