今回は名著【ファクト フルネス】の中にあった「世界でこんなことが起こると本当にヤバイ」と心配されている5つのグローバルリスクを紹介します。
2020年3月現在、この5つのヤバイことのうち、2つに直面しています。
【ファクトフルネス】の本編の内容である、『正しい判断を邪魔する10の本能』の後に語られている内容なので、内容まとめの記事では触れませんでしたが、 私自身、現在非常に危険な状態であると感じているのことから、改めて記事にすることにしました。
【ファクトフルネス】の内容をまとめた記事はこちらです。 ≪ビル・ゲイツも絶賛!【FACT FULNESS】ファクトフルネスを読んだ感想と内容要約 まとめ≫
世界で起こると本当にヤバイ5つのこと【ファクト フルネス】
なぜ作者がこの5つの事を特に心配しているかというと、実際に起きる可能性が高いからです。
上の3つは実際に過去に起きたことがあり、残りの2つは現在進行形。
どれが実際に起きても、たくさんの人が苦しみ、数十年のという単位で人類の進歩が止まってしまうかもしれない。
ずいぶん大規模な内容が並んでいて、自分ではどうしようもないと思うかもしれません。
しかし、私たち個人では根本的な解決はできなくても、自分の身を守るためであったり、問題解決のためだったりと、なにかこのヤバイことに対してできることはあるはずです。
どんなことができるのか考えながら、詳しく内容を見ていきましょう。
感染症の世界的な流行
感染症の世界的な流行について、本の中では
感染症の専門家の間では、新種のインフルエンザが最大の脅威だということが共通の認識になっている。
その理由は感染経路にあって、インフルエンザウイルスは目に見えない粒子になって飛沫感染する。
接触しなくても感染するし、同じ場所に触らなくても感染する。
あっという間に広がる感染症は、エボラやHIV,エイズのような病気よりもはるかに大きな脅威になる。
感染力が強くどんな対策も聞かないウイルスからあらゆる手で自分たちを守ることはかなり重要。
と言っています。
現在は新型コロナウイルスの世界的に感染が拡大し、パニック状態になっています。
日本での感染者数は3月23日時点で、厚生労働省のホームページによると1089人です。
既に感染してしまった方には深くお見舞い申し上げるとともに、1日も早く回復されることを心からお祈り申し上げます。
運よくまだ感染していないのであれば
- 人の集まるところは極力避ける
- 手洗いうがいのを徹底する
- 外出時のマスク着用
など、基本的な予防策を実施する他に、しっかりと情報にアンテナを張って、現状を把握することが大切です。
連日テレビのニュースなどでも新型コロナウイルスについて放送されていますが、そういった受け取るだけの情報だけでなく、自分から情報にアクセスしてデータを確認し、そのデータの元がどういったものなのかを見定めて、自分で考えて行動を決めることが必要だと思います。
金融危機
この本では金融危機についてこう書いてあります。
グローバル化した世界では、金融バブルがはじけると悲劇が起こる。
国の経済が崩し、多くの人が職を失うと、市民の不満が爆発し、過激な対策を求めるようになる。
世界で最も優秀な経済学者でさえ、金融危機を予測できず、その後の回復についても毎年のように予測を外していた。
予期せぬ金融危機が起こる可能性はいつでもある。
とあります。
現在の世界の経済状況は、新型コロナウイルスの感染拡大の懸念と、ロシアをサウジアラビアの原油価格をめぐる争いによるダブルパンチで、原油価格が30%暴落、株価もNYダウをはじめとして世界的な株安となっています。
歴史的な株価の暴落で、経済的にも世界的にパニック状態になっています。
新型コロナウイルスの影響で、物流が滞るなど、既に実体経済にも影響が出ています。
自分自身もパニックになって、それまで考えもしなかった行動をとってしまわないように客観的に自分を見つめ、冷静な判断をしなければいけません。
こらから株価が戻るのか更に下落するかはわかりませんが、どちらに転んでもいいように準備しておく必要があります。
- 生活防衛用の資金はあるか
- ムダな出費など見直せる部分は無いか
- 株安になっている今、更に投資できないか
- いろいろな判断材料にするために情報を収集する
など、株価暴落で資金が減ったり、会社の残業が無くなって給料が減ったりして不安になってるかもしれませんが、自分にできることに目を向けていきましょう。
また、自分が歴史的な暴落相場にいることを認識して、今後この経験を活かせるような取り組み方をしていきたいと思います。
今回の時のようなパニック時の心理状態についての記事があります。 自分を客観的に見つめるための参考になると思うので合わせてお読みください。 ≪有事の時にトイレットペーパーが買い占められる理由【心理状態】≫
世界大戦
世界大戦について、この本では
人間には暴力で報復したがる愚かな本能がある。
こうした戦争に訴えかける本能に対抗できるのは、人と人との個人的な関係。
オリンピックや、国際貿易、交換留学、インターネットも人種や国家の堺を越えて人と人が出会う機会。
それが世界平和を維持するためのセーフティネットになる。
と言っています。
私は現在、この新型コロナウイルスの感染拡大や株価暴落が最悪の場合、戦争にまで発展してしまうのではないかと懸念しています。
さすがに大げさだと思うかもしれませんが、こういった有事の時に自分に実害がこうむると、心がすさみ攻撃的になってしまうように思います。
相手の気持ちに立って一呼吸おいてから発言するだけでも、無駄な争いをしなくてすむようになるかもしれません。
会話の中で戦争なんて嫌だよねってみんなが口に出すだけでも、抑止力になると思います。
地球温暖化
地球温暖化について、この本では
大気のような地球の共有の資源を管理するためには、グローバルな基準に全員が従わなければならない。
実際に世界が力を合わせたおかげで、オゾン増の破壊物質と有機ガソリンのどちらもこの20年でほぼ完全に廃止できた。
世界がひとつになって取り組む姿勢が大切。
と言っています。
これを聞いて私は、「私も世界の一員だ」と思いました。
地球の一員として
- 地球温暖化に限らず、地球の抱える問題に関心を持つこと
- その問題に対して、自分ができることは何か考えること
ひとりひとりがこういったことに関心を持って、意識するだけでも世界は良い方向に進んでいくのではないかと思います。
極度の貧困
極度の貧困について、この本では
極度の貧困によって生み出される苦しみはある程度予測できるし、、未来のことでもない。
目の前の現実。
今まさに日々起きている苦しみ。
この貧困から人々を救うのに必要な物は
- 平和
- 学校教育
- 基本的な保健医療
- 電気
- 清潔な水
- トイレ
- 避妊具
- 市場経済に参加するための小口信用
といっています。
私はこれを読んだとき、極度の貧困によって生み出される苦しみが理解できているかと言われたら、いまいちピンと来ていないと思いました。
裕福な国に生まれ、特別不自由なく生活できています。
なかなか本当の意味でこの苦しみを理解することは今の私には難しいし、自分からこういった貧困をなくす活動をするかと言われたらたぶんしないと思いましたが、こういった世界の現実を知って、気が向いた時だけでも寄付という形で支援すれば、 貧困から人々を救うのに必要な物 をそろえる手助けができるのではないかと思いました。
まとめ
- 世界で起きたらヤバい5つのことは感染症、金融危機、世界大戦、温暖化、貧困
- 自分にできることをやっていく
いかかでしたか?
これらの起きたらヤバいことは、それぞれ独立したものではなく、連鎖してつながっていってしまうものです。
実際に今、世界的な感染症が広がり、金融危機にまで発展しています。
貧困は常にそこにあり、戦争を生み、戦争が貧困を生むといった悪循環がおきます。
世界が一つにならなければ、温暖化のような地球規模の課題を乗り越えられません。
そんな、起きたらヤバいことを防ぐためには、やはり、ひとりひとりが個人レベルで自分にできることを少しずつでもやっていく必要があると感じています。
こうして、自分のブログというメディアを通して発信することで、自分にできることの一つだと考えています。
これからも少しずつですが、自分にできることに目を向けてやっていきたいと思います。
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