10月末になりました。
毎月恒例の各種相場の振り返りをしていきたいと思います。
この記事では、各種相場の状況や注目の指標、ニュースなどを簡潔にまとめて感じたことや今後の展望について書いています。
記事を書いている私は、FXなどいろいろな投資を試しては損失を繰り返して現在の投資スタイルに落ち着きました。
現在は1000万円ほどを運用して、資産安定して増やせるようになりました。
サラリーマンを退職し、世界一周に向けて準備している最中です。
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2022年10月 相場チェック
10月トピックス
10月は現在、世界的なインフレが懸念されている中で最も注目されている指数である9月のCPI(消費者物価指数)が8.2%と6月の9.1%以降3ヶ月連続で減少しました。
これはインフレが鈍化してきているということで、この結果を受けて、政策金利を決めるFRBのメンバーの中には急激な利上げに対して警戒感を抱いているという人もいるようです。
これまで景気を犠牲にしてでもインフレ退治を優先するというFRBの方針から、景気の動向を伺いつつ政策金利と決定するという方向にシフトしていることを示唆しました。
金利の上昇幅が縮小することは株式相場にとって追い風になるので、年初来から続いていた弱気相場のトレンド転換する可能性があります。
今が株の買い場だと発信するインフルエンサーも目にするようになりました。
そんな状況を踏まえつつ各相場を見ていきましょう。
日経平均ジリジリ上昇
9月に急落した日経平均ですが、10月に入ってから6月の安値である25,500円を割らずに反発し、ジリジリと上げていく展開。
底堅いなぁという印象で下がったところでちょこちょこ買い増していました。
米国株は反発
米国の大型株指数S&P500は9月末の安値をさらに割り込みましが、そこから大きく反発しています。
長期ではまだ下落トレンドの最中ですが、ここからさらに上昇してトレンド転換となるのでしょうか。
ドル円は150円突破するも
ドル円は9月に政府が為替介入したものの、ジリジリと買い圧力が加わり介入した146円を突破したところ急激に円安が加速、一時152円を突破しました。
直後にまた介入があり、それをきっかけに大きく反落しています。
FRBの利上げ鈍化や日銀の為替介入の動きを見るといよいよこの円安のトレンドも落ち着いていくのかなぁと感じています。
とはいえ根本的には日米金利差が拡大しているので、高止まりするのかなと思ってます。
米10年債は上昇継続
米10年債利回りは先月からさらに上昇しましたが、現在は一旦反発しています。
政策金利の利上げは鈍化するとはいえ、まだ上昇するので10年債も連動して上昇すると思います。
超重要項目なので今度も注目しておきたいです。
GOLDは安値付近
GOLDの先物価格は先月の安値を割ることなく、安値付近で横ばいの動きをしています。
金利上昇局面であまり旨味のない投資対象なので、今は気にする必要なさそうです。
ビットコインは小幅な値動き
ビットコインは1ヶ月を通じでかなり小幅な値動きでした。
直近で少し動きがありましたが、これまでの値幅と比べると小さいです。
本格的に忘れられたアセットになっていると思います。
仕込むならこういうタイミングが良さそうです。
まとめ
10月に出た指標ではインフレがピークアウトした模様を見せていますが、実態はまだ物価高で市民の生活は圧迫されています。
利上げ鈍化は株式にとって追い風ということですが、まだマーケットは懐疑的といったように見えます。
『強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく』
という相場格言がありますが、この懐疑の中で成長していくのでしょうか?
そもそも、現在の弱気相場でそこまで悲観的になっていたかと疑問を持っています。
円安でドル建ての資産は買い増しづらいし、今は積み立て投資は淡々と続けて、気が向いたら日本の個別株をちょっと買いますくらいの戦略で行きたいと思います。
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