9月の相場が終わりました。
朝晩はすっかり冷え込む時期になってきましたね。
毎月恒例の相場チェックやっていきたいと思います。
この記事では、各種相場の状況や注目の指標、ニュースなどを簡潔にまとめて感じたことや今後の展望について書いています。
記事を書いている私は、FXなどいろいろな投資を試しては損失を繰り返して現在の投資スタイルに落ち着きました。
現在は1000万円ほどを運用して、資産安定して増やせるようになりました。
サラリーマンを退職し、世界一周に向けて準備している最中です。
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2022年9月 相場チェック
9月トピックス
9月のニュース1つ目はFOMCで0.75%の利上げが発表され3回連続の急激な上昇となりました。
市場は金利上昇については織り込み済みでしたが、FRBとしては2023年末まで高金利の状況を継続させるという方針を示唆したことから、株価は大きく下落しているという局面です。
利下げについてはインフレ率が2%に戻るのを確認してからということでした。
2つ目は9月22日にドル円相場で政府の為替介入が行われました。
介入は2011年の11月以来で11年ぶり、円買いの介入としては1998年の6月以来24年ぶり。
金額は2.8兆円と過去最高とのことでした。
日経平均は底値付近まで下落
9月の日経平均は序盤でこそ上昇したものの、その後は大きく下げて26000円を割ったところで、6月につけた安値付近で推移しています。
しばらく上昇が続いていたので、ほとんど新規で購入することはありませんでしたが、現在はネオモバイル証券で少しずつ買い増してます。
ただし、米国の金利上昇に引っ張られて3月につけた年初来安値を割って更に大きく株価を下げることも考えられるので、現時点でも買い増しは慎重にという印象です。
S&P500は再度弱気相場入り
アメリカの大型株指数S&P500は6月の安値を割り込みました。
最高値からは25%ほど下落しており、下落率が20%を超えたため再度弱気相場入りとなりました。
7月、8月の株価上昇で半値戻しを達成していましたが安値を割ってしまったので「半値戻しは全値戻し」の戻す方のアノマリーが崩れてしまったことになりますね。
今後利上げが継続され不景気になれば、企業は業績悪化で株価も下落と負のスパイラルに入っていくことが予想されます。
長期での株価低迷も覚悟しておく必要がありそうですね。
ドル円はジリジリ円安へ
政府の円買い介入のあったドル円相場ですが、ジリジリと円安が進んでいます。
ちょうど上下に長いヒゲが見える部分が介入があったところですね。
乱高下したのが見てとれます。
あまりに急激に円安が進んだのでたまらず介入したようですが、根本の原因である日米金利差が拡大している状況では影響は一時的にならざるを得ないといったところでしょうか。
これから海外に旅立つ身としてはできるだけ早くこのトレンドが落ち着いて欲しいです。
10年債利回り急騰
米10年債利回りは急騰し、一時4%となりました。
「債券の利回りが4%もあれば株に投資する必要ないよね」という意見をちらほら耳にするようになりました。
まさにその通りだと思うのですが、日本から米国債に投資する場合には為替の動きに大きく左右されます。
更に債券利回りの市場予想では4.5%~5.0%とされていることから、更に利回りの上昇、価格は下落することが想定されます。
「利上げが終わり市場が利下げを織り込んだときに先行してドルが売られて円高になったら買う」みたいな状況にならないと手が出しづらいです。
そんな都合よくはならないと思うので、ポートフォリオのバランスで売買を考えるのが自然かなと思います。
株と債券が両方下がっている局面であれば静観で、長期的なリターンを見れば株から購入し株価が上昇し債券が売られる通常の相場になったときに株を売って債券を増やすのが自然かなぁと考えてます。
GOLDの下落はつづく
インフレに強いはずのGOLDですが、利上げに負けてダウントレンドを継続し安値を割っています。
どこまで下がるかはわかりませんが、利上げが終わりインフレが治れば更に一段と下落に向かうことが予想されます。
ドルも強いし今最も注目する必要がない相場と思います。
買うのは2年くらい先になりそう。
ビットコイン横ばい
ビットコインは安値付近で横ばいの動きです。
これまでビットコインはハイテク銘柄の指数であるナスダック100と連動して動く性質を見せていましたが、ナスダックが大きく下落している局面でこの値動きは違和感を感じます。
相関が崩れたように見えますね。
市場から忘れられた存在になってきているのか、株価の動きと共に注目したいと思います。
もしかしたら株価が上昇に転じるタイミングでまた爆発するかも。
まとめ
株式、債券、為替と各マーケット大きく動いていますね。
今の状況はリーマンショックの時と酷似している警鐘を鳴らすベテラン投資家が散見されます。
これから私が今までに経験していないカオスな相場に直面するのかもしれません。
近頃は利上げ局面における投資の難しさをひしひしと感じています。
米国債や株を買いたくても為替が気になり、かといって現金で持っているのもインフレや円安によって目減りしていく。
八方塞がりな感じがしてます。
ちなみに地価や不動産価格は上昇は上昇しているみたいですね。
将来的には現物不動産もやりたいと考えていますが、いかんせん今は世界一周を控えているのでそんな余裕はありません。
会社を辞めて収入も無くなっちゃったし、しばらくの間は指を加えてみているしかなさそうです。
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