7月の相場が終了しました。
毎月恒例の各相場のチェックをしていきたいと思います。
7月は13日に米消費者物価指数(CPI)が前年同月比9.1%上昇と発表され驚異的なインフレ率を叩き出しました。
それを踏まえて米中央銀行(FRB)は政策金利を0.75%引き上げ、急速な利上げに踏み切りました。
市場はこの利上げを織り込み済みでサプライズとはならず、逆にパウエル議長の「利上げのペースを緩めるのが適切となる可能性がある」ハト派的な発言により市場は楽観的となって株価は反発したといった状況です。
以上を踏まえて各種相場のチャートを見ていきましょう。
この記事では、そんな状況での各種相場の状況についてチェックして、感じたことや今後の展望についても書いてあります。
記事を書いている私は、サラリーマンをしながら日本や米国の株に投資している兼業投資家です。
FXなどいろいろな投資を試しては損失を繰り返していましたが、現在の投資スタイルに落ち着いてからは資産安定して増やせるようになりました。
現在は1000万円ほどを運用しています。
過去の実績をまとめたページはこちら
2022年 7月 相場状況チェック
日経平均は先月に続いて底堅い
日経平均は7月にに入ってから先月の安値を割ることなく反発しています。
私も円安の影響でドル建てのETFは買いづらいと思ってちょこちょこと日本の個別株を買っていました。
そんな感じで買い支えられているのでしょうか?
めちゃめちゃ強いとは言えませんがなんか気持ち悪い感じがしますね。
米国株は反発
米国株は先月の安値を割ることなく強めの反発を見せています。
冒頭で述べた通りパウエル議長の発言が影響しているようです。
しかしインフレ自体は収まったわけではないですし、不透明感は強いと思っています。
指数自体は直近の高値からかなり下げていますが、円安の影響も加味するとまだ買い増しは難しそうに見えます。
為替状況を伺いつつ、次に落ちてきたところで買い増したいなという感じです。
ドル円は転換のきざし
3月から急激に円安に向かっていたドル円ですが、7月FOMCで0.75%の利上げが発表されてから急激に下落しています。
日米の金利差は拡大していますし歴史的に見れば急速な利上げですが、さすがに円安に行きすぎていたということでしょう。
特に根拠があるわけではないのですが、1ドル128円〜132円円くらいが心地よい水準に感じます。
このレンジでも昨年1月に比べれば25%程度と十分円安の状態で、金利差も踏まえて高止まりと言っていいと思います。
米10年債の利回りは下落
米10年債利回りは低下しています。
短期債利回りが長期債利回りを上回る逆イールドがいまだに進行中です。
GOLDは大きく下落から反発
GOLDの価格は米国金利上昇によって下落が続いていましたが月末に大きく反発しました。
相場が金利上昇を折り込んでいたことで、ドル安が加速して逆相関のGOLDはが買われたといった感じでしょうか。
インフレの懸念が去ったわけではないことを考えると、これから一層価格が上昇することも考えられます。
インフレの指標とともに注目しておきたいです。
ビットコインはジリ上げ
大きく下落が続いていたビットコイン価格ですが、7月に入ってからジリジリと上昇してきています。
あまり注目している人がいませんが、高値からかなり価格を下げていることを考えると今こそ絶好の買い場かもしれません。
まとめ
インフレはいまだに続いていて、急速な利上げも行われていますが、市場の反応は変化してきたように思います。
「チャンスが近づいてきている」そんな雰囲気です。
今まで荒れた相場を遠巻きに見ていましたが、そろそろ突入する準備をしていきたいところですね。
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