
世界一周で使うバックパックはどんなものを選べばいいんだろう?
世界一周する人にとって、バックパック選びはとても重要です。
旅の最中は長時間背負い続けたり、物を出し入れするのに何度も上げたりおろしたりしなければなりません。
体に合わないものや使いにくいものを選んでしまうと、ただでさえ疲れる旅で余計な体力を消耗したり、体を痛めてしまう原因になります。
この記事では大きさや必要な機能など、世界一周で使うバックパックの選び方についてまとめています。
条件にあったバックパックを選べば「こんなバックで旅するんじゃなかった」といった大きな失敗をしなくて済むと思います。
世界一周で使うバックパックの選び方
登山用がオススメ
世界一周で使用するメインのバックパックは、登山用のものがオススメです。
登山用のバックパックは体にしっかりとフィットし、軽いので長時間背負っていても疲れにくく設計されています。
また、アウトドアで使用するものなので、雨を防げるようになっていたり汚れにも強いものが多いです。
旅行で使用する汎用カバンには、キャスターがついていて転がせたり、肩から掛けられるようになる2WAY設計のものなど、色々な機能が備わっているものがありますが、片手が塞がってしまって使いにくかったり、結局リュックとしてしか使わなかったりと、なかなかその機能を生かしきれません。
軽さや疲れにくさなど、シンプルな機能性を重視した方が良いでしょう。
バックパックに欲しい機能
- 防水性
突然の雨や滝などの水しぶきが上がるような場所へ行くときのために、防水性が必須です。
また、世界一周で使うような大きいバックパックにはほとんどの物についていますが、雨蓋(あまぶた)と呼ばれる、バックパックの上の部分を覆って水の侵入を防ぐようになっているものを選びしましょう。

- 固定ベルト
胸を固定するチェストベルトと、腰を固定するヒップベルトがついていることを確認しましょう。

体とバックパックをピッタリと密着させられて、重い荷物を背負うときに肩だけでなく、腰や胸など体全体と使ってしっかり背負うことができます。
- サイドポケット
バックパックの側面についてるポケットです。
飲み物やすぐに使うものを入れておくと。バックパックをいちいち降ろさずに取り出すことができます。
- 2気室タイプ
バックパックには1気室(収納する部屋が1つにつながっている)のものと2気室(収納する部屋が2つに分かれているのもの)があります。

おすすめは2気室です。
小分けに収納できて、雨具などのとっさに取り出したいものをサッと取り出せます。
ジッパーを開け閉めすることで1気室と2気室を切り替えられるタイプのモノもあります。
バックパックの大きさ
バックパックの大きさの基準には
- 容量
- 背面長
があります。
世界一周をする人の多くが使用している容量は50L~80Lです。
生活に必要なものを全て入れるので、ある程度の容量が必要で45L以下になると、荷物をかなり減らさなければなりません。
とはいえ、50L以上のバックパックとなると、荷物を詰めると20kg近くになり、かなりの重さになります。
たくさん入るからと言って大きさにばかり気をとられるのではく、体格に合った容量を選ぶようにしましょう。
身長が150㎝以下の方は50L位の容量が大きさ的に限界だと思います。
次に背面長についてです。
背面長とはバックパックの背中に当たる部分の長さのことです。
これによってXS<S<M<Lとサイズ分けされています。
バックパックを選ぶ時は、背中と背中が当たる部分が同じ長さのものを選ぶようにしましょう。
測り方は、首の後ろの一番出っ張った骨(第7龍椎(だいななりゅうつい))から骨盤の一番上までです。

自分で巻尺を使って測っても良いですが、登山用品店などに行けばきちんと測定してくれるます。
バックパックのメーカーによってサイズは多少異なるし、筋肉量などでも持てる大きさが変わってくるので、お店の人と相談しながら試着をして、自分に合うものをみつけるようにしましょう。
身長とバックパックの大きさの目安
身長(㎝) | 背面長(㎝) | バックパックの容量 | サイズ |
150㎝ | 41㎝以下 | 50L | XS/S |
160㎝ | 41~46㎝ | 50~60L | S/M |
170㎝ | 46~51㎝ | 60~70L | M/L |
180㎝ | 51㎝以上 | 70~80L | L |
まとめ
- 登山用のバックパックがオススメ
- 大きさは50L以上
- 背面長に合わせてサイズを選ぶ
- 試着して自分に合うものを探す
もちろん今回取り上げた条件に合っていなくても、すでに使っているものや、デザインが気に入ってビビッと来たものを選ぶのも良いと思います。
いずれにせよ、ずっと旅を共にする相棒になるので、バックパック選びにはこだわりたいですね。^^
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