高配当株投資でポートフォリオを作る時の銘柄を選びで
『景気敏感株に気をつけろ』
という言葉をよく耳にするのですが
「そもそも景気敏感株ってなに?」
「何に気を付ければいいの?」
「気を付けないとどうなるの?」
こんな疑問が浮かんできたので、調べてみました。
高配当株銘柄を選ぶ基準とも深く関係してくるので こちらの記事も合わせてお読みください。 ≪高配当株ポートフォリオを育てるために個別の銘柄を選ぶ基準≫
この記事の内容
- 景気敏感株とは(業種や性質)
- 景気敏感株を買うときに気を付けること
景気敏感株とは
景気の動向によって、業績や株価が大きく変動する銘柄の事
業種は素材産業や工作機械などの設備投資関連が代表的です。
景気敏感な業種
- 紙パルプ
- 化学
- 鉄鋼
- ゴム製品
- 半導体 など
景気が好調の時はたくさん作ってたくさん売るので、元となる素材を取り扱う会社の業績が良くなって、株価も上がっていくんですね。
そして、物作りをする為の機械などに設備投資することから、機械工作のような業種も景気の影響を受けやすくなるので、景気敏感株に含まれるわけですね。
他にも
- 海運業
- 卸売業
- 機械
- 自動車
- 銀行
なども含まれるようです。
生産や物流の元のなる企業ですね。
景気敏感株の性質
- 他の業種に先行して株価が動きやすい
- 値動きが大きい
- 日経平均株価と連動しやすい
色々なものの元となっている産業なので、その他の業種よりも先に業績が出るので、先行して株価に反映されやすいみたいです。
値動きが大きいを言うのも押さえておきましょう。
景気敏感株は『底値だと思ったらそこからさらにガツンと下がる』などと言われるとも。。。
値動きが大きい銘柄は、デイトレードなどの短期売買をする人たちも好んで選択しています。
そういったことも関係して、値動きをさらに大きくしているという側面がありそうですね。
景気敏感株を買うときに気を付けること
私の投資方法は高配当株に投資して、配当金を得ようという手法なので、この投資法で景気敏感株とどう向き合うかということにフォーカスして、買うときの注意点を見ていきたいと思います。
企業は売上が上がらなくなると利益が出なくなるので、株主に還元できなってしまいます。
そうなると、株主への還元である配当金が減らされてしまいます。
減配ですね。
高配当株投資なので、減配はなんとしてでも避けたいです。
景気敏感株は景気が悪くなった時に業績も悪くなる幅も大きいということですから、減配がされる可能性が高いということになります。
しかし、そんな景気敏感な業種でも、『累進配当政策』という方針を取っている企業があります。
累進配政策って?
『累進配当政策』とは企業が増配するだけでなく、「減配しない」と宣言している事なんですね。
もちろん、企業の方針が変わってしまえば、減配される可能性はありますが、それでも他の景気敏感な銘柄と比べれば、「減配される」可能性は低くなります。
私が現在保有してい株では、「三菱商事」と「三井住友フィナンシャルグループ」がこの政策をとっています。
他にも景気敏感な業種でも、毎年増配をしている企業があるので、こういった減配の懸念が少ない企業を積極的に買ってきたいと思います。
まとめ
- 景気敏感株は色々な物の元になっている業種(材料系や設備、卸売など)
- 他の業種に先行して株価が動き、値動きが激しい
- 減配のリスクが低い企業を買う
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