海外でタクシーとかの乗り物に乗る時に気をつける事ってなんだろう?
海外では移動手段として、タクシーやトゥクトゥクなどの三輪バイクなどに乗ることがあると思います。
こういった乗り物を利用する時に怖いのがトラブルです。
請求された料金が相場よりもかなり多くなるといったボッタクリや、目的地と異なる場所に連れて行かれたなど、海外の移動では旅慣れた人でもこのようなトラブルに巻き込まれることは少なくありません。
この記事では、海外でタクシーやトゥクトゥクなどで起きたトラブルや、乗る際の注意点についてまとめています。
あらかじめ心構えをしておき、トラブルを未然に防げるようにしておきましょう。
海外でタクシーやトゥクトゥクなどに乗る時の注意点
タクシーの注意点
事前にリサーチ
まず海外のタクシーに乗る際は、事前にその国の情報を把握してから利用しましょう。
調べる内容としては
- 初乗りと1メーターの料金相場
- 目的地までの値段
- チップは必要か
- よく利用されているタクシー会社
タクシーに乗る時には必ず、初乗り料金や目的地までの相場について事前に調べて把握しておきましょう
また、チップが必要かどうかなどは訪問した国によって異なるので、調べておくと良いでしょう。
料金の他に、訪問した国でメジャーなタクシー会社について必ず調べておきましょう。
「白タク」と呼ばれる、タクシー業者として登録せずに営業している車があります。
あらゆるトラブルの原因になるので絶対に利用しないように気をつけましょう。
乗り込む時に気をつけること
タクシーを利用しようとした時に、東南アジアなどでは客引きをしてくる事があります。
「白タク」の可能性があるので、できるだけ自分から止まっている車に話しかけたり、走っている車を止めて、メジャーなタクシー会社を利用するようにしましょう。
乗り込む前には
- メーターがついていること
- 目的地までの大体の料金
を確認するようにしましょう。
「About how much?(アバウト ハウマッチ)」
※大体いくら?
と聞いて答えてくれないようなら利用を控えた方が良いでしょう。
よくあるタクシーのトラブルと対処法
タクシーに乗っている間や、乗り終わった後に起きるトラブルについて紹介します。
- タクシーメータートラブル
海外のタクシーはメーターがそもそも付いていなかったり、付いていても動いていなかったりすることがあります。
メーターが正しく動いていなかったことを口実に高額な料金をボッタクられることがあります。
ひどい場合にはメーターに細工がしてあって料金を水増しられることがあるので、メーターの動き方は注意深く見ておきましょう。
- 遠回り
メーターが正常でも、余計なルートを通って高い料金を支払わせようとすることがあります。
スマホなどに地図を表示させて、おかしなルートを通っていないか確認しましょう。
もしも通信などができない状態でも、スマホをみてチェックしているふりをして、警戒きていることをアピールしましょう。
- クレジットカードのトラブル
クレジットカードで支払いをした時に、後から確認したら高額な引き落としをされていたということがあります。
その場で領収証をもらうなど、料金の確認をした方が良いでしょう。
もうひとつ、クレジットカードのトラブルとして「スキミング」というものがあります。
スキミングは特殊な機械でカードの情報を読み取って不正に使用したりするものです。
決済の時に不審な動きをしていないか、変な機械が出てきていないか良く見ておく必要があります。
最も良い対策としては、できればタクシーの料金は現金で払う方が良いでしょう。
- 荷物の持ち逃げ
料金以外のトラブルとしては、荷物の持ち逃げが良く報告されます。
トランクに荷物を入れたら、人を乗せる前に走り出してしまったり、反対に人だけを下して走りだしてしまい荷物が盗まれるといったものです。
笑い話のようですが、海外のタクシートラブルではよくある事です。
対策として荷物を預ける時は
- 乗り込むときはドライバーよりも先に乗り込む
- 降りる時はドライバーよりも後におりる
というのを徹底しましょう。
また、貴重品はトランクに入れることなく、肌身離さずに持っておきましょう。
- 強盗・拉致される
もっとも恐ろしいトラブルといっていいでしょう。
人気のないところに連れて行かれて数人に囲まれて身ぐるみはがされたり、宝石屋などに連れて行かれて高額な商品を買わされたという被害があります。
状況をみて、危険そうなら荷物を渡してしまった方がよいでしょう。
命あっての物種ですから。
タクシーの注意点 まとめ
これらのタクシートラブルを防ぐために、前提として泥酔状態で乗ったり、居眠りをしないように気をつけましょう。
また、タクシーを呼ぶ時はホテルから信頼できる会社から呼んでもらったり『Grab (グラブ)』や『Uber (ウーバー)』などの配車サービスを利用できる国であれば、そちらを活用しましょう。
絶対に安全とは言えませんが、道端で客引きなどをしている車に乗るよりも断然危険度が下がります。
トゥクトゥクなどの注意点
トゥクトゥクは東南アジアなどにで良く利用される3輪タクシーです。
小回りが利くので近い距離で利用することが多い乗り物です。
支払いの時に大きい金額のお札しか持っていないとお釣りがないと言われてしまうので、乗る前に必ず少額の紙幣や硬貨を準備しておきましょう。
他に人力車や、バイクタクシー、インドなどで使われるオートリキシャも同じような性質があり、注意点も共通する部分があるので参考にして頂ければとおもいます。
値段は交渉しだい
トゥクトゥクなどの乗り物はドライバーとの交渉で値段が決まります。
値段は目的地までの距離で決まったり、観光地などでは有名どころを一周ぐるっと回ってくれたり、定額で半日乗り放題なんてプランも提案できます。
もちろんタクシーと同様にその国の相場があるので、事前に調べておいて目的と値段を確認してから乗りましょう。
トゥクトゥクなどでのトラブル
- 料金のボッタクリ
トゥクトゥクなどの乗り物を私たち日本人が利用する時は、基本的に現地の人が利用するよりも高い値段を要求されます。
また、様々ないちゃもんをつけて交渉した金額よりも高い値段を請求してくることがあります。
いちゃもんの例
- 渋滞していた
- 思ったより遠かった
- 日本語で案内した
などです。
そういう時はしっかりと
「You said ○○(ユーセイド○○)」
※あなたは○○と言った(○○は金額)
と言って自分が正しいことを主張しましょう。
それでも相手が請求してくるようなら、はじめに決めたはずの値段を置いてその場を去ってしまいましょう。
値段が相場通りであれば、ほとんどの場合は追いかけてきません。
※身に危険を感じるようであれば、支払ってしまった方が良いでしょう。
- 目的地までたどり着けない
「観光の案内をしてやる」などと言って、目的地でない場所に連れて行かれたという事例があります。
ここでも、必要ないので目的地に行ってもらうようにしっかり主張しましょう。
話を聞かない場合は、降りてその場を去ってしまうか、他のトゥクトゥクに話しかけて乗り換えてしまいましょう。
また、きちんと料金どおりに目的地まで向かってくれても、近くまで行った時に混んでいたりした場合、目の前まで行ってくれないことがあります。
歩いていけそうならそのまま降りても良いですが、目の前まで行ってほしいときはその旨をしっかり伝えましょう。
- 荷物のひったくり
トゥクトゥクなどの乗り物は車のようにしっかりと囲まれていないので、荷物を座席において置くと落としてしまうかもしれません。
また、バイクから手を伸ばしたりして荷物を盗られてしまったというひったくりの被害もあるので、荷物はしっかりと持っておくようにしましょう。
トゥクトゥクなどの注意点 まとめ
トゥクトゥクなどの乗り物は、よくも悪くもいろいろな面が交渉で決まります。
少し怖いかもしれませんが、しっかりと主張した方が丸く収まることも多いです。
こういった交渉も旅の醍醐味ではないでしょうか?
まとめ
海外でタクシーやトゥクトゥクなどの乗り物に乗る際は
- 事前に相場を調べておく
- 白タクに注意
- 泥酔状態で乗ったり居眠りをしない
- 貴重品をしっかり管理
- 小銭を用意しておく
といったことを意識して乗ると良いと思います。
これまで、色々なトラブルの内容を見てきて、海外で移動するのが怖くなってしまったかもしれませんが、トラブルに巻き込まれないように
- 「自分は相場を知ってるよ」
- 「警戒しているよ」
というのが素振りを見せておくだけでかなりの効果を発揮して、みんな普通に目的地まで運んでくれます。
むしろ日本よりも料金が安く、そこらじゅうで走っているので便利に感じるかも知れません。
日本のタクシーを使うときの感覚で利用すると危険なことがあるかもしれないということをだけ頭に入れておいて、現地の交通機関を上手に利用して、かしこく旅をしていきましょう。
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