外国にはベットにヤバイ虫がいるってホントかなぁ。。。
どうやって対処したらいいんだろう。
海外で特に安宿のベットには南京虫(なんきんむし)という害虫がいることがあります。
刺されるととてもかゆくなり、旅どころではなくなってしまいます。
世界一周をする人にとっては大きな悩みのひとつです。
この記事では、南京虫に刺されないようにするための方法や、駆除の方法をまとめています。
そんなバックパッカーの天敵ともいえる南京虫について良く知って、快適に旅ができるようにしておきましょう。
※この記事には少々醜い画像が含まれます。
南京虫(トコジラミ)についての対処法
南京虫とは?
南京虫とは、別名トコジラミ 英名bedbug(ベッドバグ)と呼ばれる吸血性の寄生昆虫です。
シラミと言われていますが、カメムシの仲間で潰すと嫌な臭いがします。
南京虫の生体
大きさは成虫で5mm~7mm程度。
繁殖力が非常に強く、1日に5~6の卵を産み、障害で500個もの卵を産みます。
飢餓にも強く、室内実験で18か月もの間、血を吸わなくても生存したという記録があります。
また、殺虫剤に耐性を持っている(スーパートコジラミ)というものも存在し。市販の殺虫剤では殺せないことがあります。
体は固く、指でつまんで潰そうとしてもつぶれないくらいです。
南京虫はふつう夜間に吸血するのですが、厳密には夜行性ではなく、昼間に吸血することもあります。
温帯や亜熱帯の地域に生息していることが多いのですが、全世界に分布しています。
薄っぺらい体をしているため、壁や床のスキマ、本の間などあらゆる隙間に隠れます。
天敵はゴキブリですが、ゴキブリが人から嫌われ数が減少していることから、南京虫の数が増えた原因となっています。
南京虫に刺されると?
南京虫に刺されると肌に赤い跡が残ります。
南京虫は刺した時に唾液を注入し、そのなかに含まれる成分がアレルギー反応を起こして激しいかゆみが生じます。
刺された当日よりも2日目の方が強いかゆみを感じ、そのかゆみは2~3週間続きます。
かゆみは人によって感じ方がさまざまで、ほとんど感じない人もいれば、寝れないほどかゆくなってトラウマになる人もいます。
南京虫に刺されない為には
部屋探しに注意
どこにでも生息している可能性のある南京虫ですが、シーツをこまめに清掃していない安宿などいることが多いです。
部屋に泊まる前に見せてもらい、南京虫がいそうであれば部屋を交換してもらうか、宿を変えるようにしましょう。
部屋の中を確認方法
といっても、パッと見ではよく分からないかもしれません。
この図は南京虫の生息している代表的な場所を表しています。
トコジラミはありとあらゆる場所にかくれています。
特に注意する点は
- ベッド・マットレスの隅々、縫い目
南京虫は夜寝ている間に血を吸うので、ベッドの周辺に隠れていることが多いです。
血痕や糞が無いかも確認しましょう。
- カーテンの周辺
高い位置で見えずらい場所は隠れていることが多いです。
宿の人は南京虫の確認をされるのを嫌います。
要点だけをサクッと確認するようにしましょう。
寝る時に気を付ける
- 長袖・長ズボンで寝る
南京虫は肌の露出部分から吸血することが多いので、寝る時は肌を露出させないように心がけましょう。
不安な時は袖口をゴムやテープなどでとめるのもの有効です。
- 電気をつけたまま寝る
南京虫は暗いところで活発に活動するので、電気をつけたままにしておきましょう。
- レジャーシートを敷く
効果は薄いかもしれませんが、ベッドに直接寝ずに、間にレジャーシートを挟むという対処法もあります。
南京虫に刺されてしまったら
南京虫に刺されてしまったら、痒みを止める為には塗り薬を使うくらいしかありません。
海外旅行保険が効く可能性があるので、病院に受診して薬をもらうのも良いです。
跡が残ってしまうかもしれないので、かきむしったり日焼けしないように気をつけましょう。
南京虫の駆除
問題なのは、次の宿まで南京虫を連れて行ってしまうことです。
南京虫は旅人の荷物などにくっついてきてしまうことがあります。
そういった場合、捨てられるものであれば捨ててしましょう。
捨てられない場合の駆除方法としては
- 南京虫用の殺虫剤を使う
市販の殺虫剤でピレスロイド系と呼ばれる殺虫剤は効かない種類がいるとされていますが、エアゾール系と言われるタイプの殺虫剤は効果があります。
- 熱湯や、スチームアイロンなどで加熱する
80℃以上に5分以上加熱することが有効とされています。
- 掃除機で吸い取る
最も安全な方法ですが、南京虫を取り損ねてしまう可能性もあります。
南京虫が掃除機に残らないように注意も必要です。
南京虫がいそうな部屋では
南京虫が部屋に居そうだなと思ったら
- 荷物は広げないようにまとめておく
- できれば吊るしておく
- ザックカバーやレジャーシートで覆っておく
というふうにして、できる限り南京虫を連れて帰らないように気をつけましょう。
まとめ
- 南京虫は旅人の天敵
- どこにでもいる可能性がある
- 暗く狭い場所を好む
- 駆除するのは難しい
以上が旅人の天敵である南京虫(トコジラミ)についてでした。
こうして対処法などの知識を知っておくことは大切なことですが、バックパッカーとして世界一周する以上は、向き合う覚悟をしなければいけないのかもしれませんね。
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